VITALSPIRIT

INFO 店長ナルシストの世界

先日の「参ったね!」

2017.03.09

先日の休み、久しぶりにルマンで出かけた。
思ったより肌寒く加速のたびにウォーマーで防御し忘れた首筋に風がまだ冬だと訴えてくる。
田園風景の中、真っすぐの道をしばらく走り見えてきた三叉路・・左に曲がる為にギヤをローまで落とす
タイトにターンして二速に上げてすぐ踏切、一旦停止した視界の中に対向の軽自動車が数回パッシングしているのが映る。
清楚な年配の男性が俺に手を上げている「え?知り合い?いや、お客さん??」
答えも出せずに発進、一速、二速、三速すぐに大きく右にリーン・・アクセルを開けそのまま続く長いストレート。
やはりまだ気になる、ネズミ捕り?パトカー?・・いや、大丈夫!と独り言・・
多分MOTO GUZZIユーザーかGUZZIファンだろう。

もしかして俺にエールを送ってんじゃないか・・^o^/
なーんて自己完結しながらいい気持ちで流していたふとバックミラーに映る物体を確認・・

ぎょえー!白バイ、赤灯もついてる・・!!

この事だったんだ、さっきのパッシングは・・・

意識がしぼむ様に諦めて左に寄せて停まる・・

左足を着き右足に置き換え、左足でニュートラルを探る。

動揺しているのかいつもは一発で出せるニュートラルも二三度左足で探ってから出せた。

クラッチから開放された左手のグローブ脱ぐ、素手の指先でキーを左に回してオフにする。

オートリターン式のサイドスタンドを支えて出す、しっかり地面に着けて車体を任せる。

一連の停車儀式を済ませておもむろに右足を上げバイクを離れる・・

(なぜわざわざ素手でキーを回すのかって?それはねLemansのメインキーはメーターパネルに少し埋め込まれた様に奥まっていて、掴み式のダイヤル形状でそれにタンクキー・ハンドルロックキーもホールドしてるから少し厚手の手袋では上手く掴めず回しにくいのだよ)

 

「ちょっとスピード出てましたね~!免許証よろしいですか?」とおまわりさんお決まりのお言葉。
続けざまに「はい、制限速度を24Kmほど超えていますね~」
書類を確認しながら「ん~ん!」とバイクに食い入る

「お~MOTO GUZZIですか、いいですね~!」
「これLemans1000って言うんデスよね」
俺・・「おまわりさん詳しいんですね」

そんな会話を交わしながらも違反切符の手続きはテキパキと進めている・・
普段は楽しい会話も今日はな~んか素直に喜べないモヤモヤした気持・・

普段「馬鹿野郎ー!バイクってのはな~前三割、後七割で視認すんだよ!」

なんて偉そうに説教ブッてる俺が・・全くの失態!!

情けない・・・

いやしかし、これがバイク道・・

まだまだ未熟!

まだまだ修行だなー!

 

 

追伸
この時のおまわりさんは普段KTMデューク乗ってるだって!
白バイ乗りはバイク好き多いんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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